トンネル工事、女性“解禁”へ

私の数少ない経験から言えば、現在のレベルでは女性がトンネル工事に技術者として従事することは何ら問題ないと思います。問題になるのは昼夜間問わずに従事する精神力があるや無しや、だと思います。志があるのなら、迷わず飛び込んでみてください。
さて、山を掘り抜くトンネル工事は何故に女性を拒んできたか。
それは、穴を貫通させるという行為が男性のものだから、と男社会の土木界では暗黙の了解だったのです。山の神とはすなわち女性であり、そこを貫通させるのは男だけに許された行為という訳です。たまには女性同士なんて事もある鴨しれませんが(笑
私の経験では、取材などでも女性が入ると機械が故障したりしました。経験のある職長ほど、女性を毛嫌いしていましたっけ。確かに何かあるのかなぁ、と思うことが多かったんですが、もはやそういう時代では無いですね。

従事してみたけど、男社会の壁に阻まれてしまった、なんて言い訳せずに堂々とぶつかっていく技術者なら、男女の区別は無いはずです。応援しますよ、私は。