第5回 にちなんおろちマラソン全国大会 終了

坂の上の天使と2ショット♪


一年間の練習の成果を発揮するべく、臨んできました。
目標は

  • 沿道の声援に全部応える
  • エイド食完食(最後のエイドでソーメンお代わり3杯)
  • 70キロ手前の山頂にいるミニスカ天使とツーショットを撮る

と言うわけで、この写真です。ミニスカではありませんでしたが、しっかり笑顔で答えてもらえて大満足。


前日会場入りした私たちは、受付を済ませて歓迎祭会場へ。が、しかし、暑い・・・暑いと言うより気を失いそうになる熱気です。そういえば道路に設置してある気温計はいくつもあったけど、皆34度でしたっけ・・・・。あまりの暑さにもうろうとしつつ、焼き肉バイキングが始まるのを待つ私。去年は一皿しか食べなかった悔しさをバネに、胃腸を鍛えて参りました(ウソ
>
>

焼き肉前に、豚汁を3杯お代わりし、無料の缶ビール(小)をみんなと数え切れないほど飲みました(プハ〜
焼き肉はお皿で供されるのですが、それじゃお腹が満足しない!と豚汁のどんぶりを持っていき、それに山盛り入れてもらいました(嬉
私のこんな強靱な胃袋が後に異常をきたそうとは、私自身想像もしませんでした。


そうそう、目標としては実はもう一つ

  • 韓国人選手と仲良くする

と言うものを掲げておきました。しかし、見ると今年は30名強しかいません。開会式での案内によれば、航空便の都合で3泊4日の行程が組めずに5泊6日になってしまい、大幅に参加者が減ってしまったとのこと。そのまま信じようと思いますが、もし竹島問題などが影響したのだとしたら悲しいです。ランナーレベルの交流、これからも大いに深めていきたいものです。
韓国人選手たちは気さくで、元気、言葉はうまく通じませんでしたが(笑)、身振り手振りと片言のブロークンイングリッシュで何とか交流しましたよ。

彼らは統一のシャツですごく格好良いんです。あんなシャツ、欲しいなぁ。


宿は築120年超の民家を改造したお宅です。すばらしい環境でした。そこに総勢10人ほどが宿泊しました。お決まりの料理と違い、イワナの串焼きなど、炭火で料理したりしてお酒もすすみます。
食後は屋根裏に集まりコーヒーをいただきました。もう滅多にお目にかかれない太い大黒柱や梁材に驚き、しばし昔に思いをはせてみました。その後は、早々に床につきました。起床は午前2時。3時には朝食を食べ4時に会場入りの予定です。





スタート前の会場は、熱気に包まれているように感じました。選手の発する思いが熱気となって渦巻いている感じ、とでも言いましょうか。それは決して速さのみを競うのでなく、いかに楽しむか、いかに走りきるか、そんな一人一人のレベルにあわせた目標に立ち向かうランナーの崇高な熱気、でもあります。

私は前夜祭で、ある女性ランナーから人違いで声を掛けられたのですがその方と話すうちに彼女が11時間台で走る表彰台常連だと知りました。今年は調子悪くてと言う彼女は、萩往還も毎年参加して完走しているとか。去年だけは駄目だったが、今年はしっかり走りきったとのこと。で、その彼女にペースメーカをお願いして付いていくことにしました。



が、走り出してすぐに彼女は調子悪いわ、とあっさり言ってのけ、先に行けと追っ払われてしまいました。切ない(笑




今度は一人でペースを作りますが、苦しくないペースで走ります。調子がいいと言うより、早すぎず遅すぎず、足が動くままに前に進みます。途中で同室のランナーさんに追いつきました。彼が言うには、このペースは速すぎる、とのこと。途中、一緒に併走していただきペースを調整してもらいます・・・が、やっぱり彼が早いのか時計のタイムはさほど変わらず(汗



その彼は下り坂でペースを落とす私に対し、一気に抜け出してしまいました。その後彼の背中をちらっと見ただけでゴールまで追いつかず・・・早いなぁ。
私の練習は一年間この日のために、と思ってやってきました。その成果は存分に発揮されたと思います。が、63キロからの7キロ続く坂を今年も駆け上がれずに悔しい思いをしました。ラップを見ても、ここはガックリタイムが落ちます。そりゃそうだ、歩いているんだから・・・・。



一度切れた緊張はなかなか繋がらず、たびたび歩くようになりましたが、タイムをにらみつつ前に進みます。これなら11時間切れそうだ、と思うと自然に力も湧きます。そうやって何度も切れた糸をつなぎ合わせ、自らを奮い立たせ坂道をはうようにして進みます。



走っていると無性に感激してしまうことがありませんか?それは家族の支えだったり、友の一言だったり。今回は気持ちよく送り出してくれた家族に対する感謝、掲示板で支えてくれた多くの仲間、みんなのことを考え80キロ地点からは涙をかくそうとサングラスを積極的に着けておりました(笑
だって、恥ずかしいんだもん。



途中80キロ付近から抜きつ抜かれつしていた女性ランナー(37キロの部)と最後の最後に声を掛けて、手をつないで一緒にゴールしました。ゴール後にしっかり握手をして別れました。
私の一年間は終わりました。
暑さで胃腸をやられ、エイド食は全然食べることが出来ませんでした。代わりにコーラを飲みながらの完走です。コーラよ、ありがとう(笑



記録は5キロごとのラップタイムや平均を出してみました。ここにおいておきます。
来年に向けては、

  • 強靱な胃腸に鍛え直す(笑
  • 下り坂でダメージの少ない走法を会得する
  • 63キロからの坂を駆け上がれるスタミナを付けておく

こんな課題が見えてきました。やっぱり一筋縄ではいかないですね、ランニング。
思えば右も左もわからないで参加した昨年に比べ、仲間が多く、どんなに心強かったことか。一人でこっそり走るのもいいですが、やはり多くの仲間と感激も悲しみも共有できたらと思います。また来年の再会を誓い合い、多くの仲間と別れました。
来年への挑戦は、もう始まっています。