保育園、運動会

みんな良い笑顔だった

秋晴れと言うにはあまりに暑く、熱く燃えた一日。
民営化は悪だと言うけれど、公営では毎年の恒例行事に工夫はさほど見られないもので、こんなものだと言う感覚で毎年見ていた。でも、やっぱり民間は努力しているのだ。私たちの会社がぜいぜいしながらも、工夫をしてサービス向上に努めているように、保育園の運営だってサービスだ。工夫の余地、と呼ぶよりは、大幅に練られた運営には感激した。余裕を持たせた運営は、ともすれば間延びしてしまうのでは、と不安になるのだが、そんなものは杞憂だった。
選曲と言い、運営と言い、皆の動きはキビキビしていて保護者は安心してみていられる。これがサービス向上だ、と言っても過言じゃないな、と私は思った。

なにより、子供たちがみんな笑顔だった。保護者もみんな笑っていた。
綱引きは子供を省みず、みんなが必死になった。こんな一体感は久しぶりだ。

市の職員が見に来ていたが、熱く燃える保護者を目の当たりにして民営化は成功だったと勝手に解釈したことだろう。でも、ここまで来るのに、どれほどみんなが苦労したか、彼らは知らない。

私にとっては長い保育園生活がこれで終わろうとしている・・・・
末っ子はかわいい。本当にかわいい。4人目にしてようやく私は人並みに親らしさを理解できるようになった気がする。