初ウルトラ、完走♪

金時山山頂にて




快晴の元、100名くらいが集まり、エアロビのインストラクターの元ストレッチを行い、のんびりスタートしたのがだいたい7時過ぎ(笑)でした。初めて見る面々が皆強者揃いに見えるのは自分が初めてだから、だとわかっていても緊張してしまいます。まわりに知り合いがいないのは不安です。地元の大会なのに、知り合いがいないなんて・・・と思いつつ、最後尾からのろのろスタート。


天気が良く、富士山の眺望も期待できそうでしたが、それよりなにより暑さが大敵になりそうな予感でした。案の定、湯本手前ですでに脱水症状のようなランナーが出て、リタイアしてしまった模様でした(荒川を走った熟年ランナーでしたが・・・)

 箱根の上りは宮ノ下までは箱根駅伝5区をトレースするので、いっぱしの駅伝ランナー気取りです。が、現実には息が上がり「こんなところで何しているんだろう・・・俺は・・・」などと頭が哲学はじめる始末。

前を行く主婦ランナー3人は大声で笑ったりして楽しそうに距離を稼いでいます。また後ろからは見るからにトライアスリートと言った感じの女性が追い上げてきて、私たち男は足を止めないようにするのが必死の様相で見た目には滑稽に見えていたかもしれません。小塚橋までで、すでに膝を痛めたランナーなども続出して、みな疲れ切った様子でアイシングをしていました。

私は、淡々と距離を稼いできましたが、登山では力を使い果たした感じで目眩はするは、吐き気はするは、もう倒れるのではないか、と思ってしまいました。が、道行くハイカーに励まされ、先導され何とか山頂までたどり着くことが出来ました。山頂で味わったトマトのおいしかったこと・・・。


山頂で20分ほど小休止して、そのまま一気に下りましたが膝が悲鳴を上げとても走れる状態ではありませんでした。足柄峠で一休みしてからは、小刻みに距離を稼ぎ足を止めない様にという気力だけで走っていたような気がします。でも地蔵堂の万葉うどんではおかわりして、ランナー同士話に花が咲き楽しい時間でした。そこでも主婦ランナーがジョッキ片手に歓談しているのをみて、男性陣は圧倒されっぱなしでした・・・・。

スタート:小田原アリーナ
小田原城: 7km :0:45

箱根湯本:13km :1:40

宮ノ下 :19km :2:16
小塚橋 :24km :2:51
登山口 :28km :3:33
金時山頂:30km :4:19

足柄峠 :33km :5:00

地蔵堂 :40km :5:52
竜福寺 :50km :7:02
足柄大橋:52km :7:15
アリーナ:60km :8:15(かなりいい加減です・・)

各エイドでは給水・食事があり、更に登山直前のエイド小塚橋では靴や着替えをスタート地点から運んでいてくれました。が、私は初参加で細かいことはほとんど知りませんで、デイパックに飲み物と着替えを詰め込み走りました。重さは1キロに満たないと思いますが、それでも走り終わったあと肩が張って筋肉痛になってしまいました。そうそうお金も小銭をちょっとは持参しますよ。

結果としてはトータルで9時間を費やし完走でした。不思議と走る気力は失われて無く、次の目標への良い橋渡しになったかな、などと思っています。実は6月のしまなみ海道はすでに定員オーバーで締め切られ、7月の北海道くりやまウルトラ遠足に照準を定めようかと思っています。その後8月は奥武蔵75キロにも挑戦しようかな、などとランナーの煽りにすっかりその気になってしまいました。


フルマラソンはスピード嗜好の短距離、50〜75は中距離、ウルトラ以上でやっと長距離やぁ、とのたまった女性ランナーに大いなる刺激を受け、私はこれからものんびり楽しく走って、その先にあるものを探そうと思います。

女性ランナーの耐久力って、本当に男性以上にすごいのだな、と実感した1日でした。