ボランティアスタッフとして

会えて楽しかったですよ〜、zenさん

  • あぁ、もう二日も経ってしまったのか・・・そろそろ現実に戻らなくちゃぁ

と多くのランナー達が思っているであろう、今日は19日。あの日から二日。

17日は夢舞いマラソン
3時半に起床、4時半に車で出発。会社まで出向き、そこから始発電車で一路新宿に。始発だというのに、人の多さにビックリ。みんな新宿に出て、それぞれ遊びに行くのだろうか・・などとコックリしつつ考える。新宿からはジョギングで会場に。都民広場にはテントが設営されて、雰囲気は既にマラソン大会、って感じ。まだ間があるのでゴミ箱などの設置を手伝いつつ、皆が集まるのを待つ。


7時過ぎにメンバーが集まり、コースの確認、立ち位置の確認をし、案内図などを受け取る。私は参宮橋交差点で、手前に歩道と車道を分離する車止めがあるので、ぶつかると危ないと事前に指摘されていた箇所。本当は張り紙して注意を喚起しようとしたけど、目立つものだから多分平気と事務局には申し訳ない勝手な思いこみで、信号前に立つことにした。そこに矢印板を持ってジャンプしながらランナーを迎える。赤いジャージ・赤いキャップで目立つだろうし、これならきっとランナーは私めがけて殺到するはず。先頭はさすがに早い。でも大声で

  • 「おはようございます。気を付けて行ってらっしゃい!」


と声を出す。みんなが手を振ってくれる。すごくうれしい!反応してくれる!そう思うと更に応援に熱が入る。1キロ表示の案内を矢印板につけ、マジックで「もう」をかき込む。ランナーが来たら、

  • 「もう1キロ来ちゃったんですよ〜。」と叫ぶ。
  • 「楽しんできてください。あと41キロしかありませんよ〜!いってらっしゃ〜い」


この声援はドッと受けたので、以後バカの一つ覚えのように繰り返すがみんな受けてくれて、私は超ハッピ〜。ウサギの耳とか、タイガーマスクとかスパイダーマンとか、三度笠のランナーもみんな声援に応えてくれる。うれしくてたまらない。こんな経験、はじめて。


でも楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。10キロの部を入れても10時には終わってしまった。その後合流した責任者のYさんに

  • 「楽しかったけど、もう終わっちゃった・・・寂しいです。」と一言。


さぁ、気を取り直し、今度は最終ランナーを追いかけて行く仕事(ランニング)です。これはこれで、快晴の中走る楽しさを満喫出来る仕事で満足。会話も弾み、日焼けも進み、お腹は減るし、体にも心にも良いことこの上もない。


この大会で出会った方々はみな、大会にかける思いやマラソンに対する真摯な思いが(当たり前だけど)私以上に熱い方ばかりでした。道すがらうかがう過去の歴戦の数々に、異常だよとか変態とかの言葉が飛び交い、笑いも絶えない。走るっておもしろいじゃん、そう改めて思える1日でしたよ。


36キロ過ぎから出会うランナー達はどれも足を引きずり、歩くような足取り。でもみんなゴールしたいという意志を持っていた。膝、ふくらはぎ、太股をおさえつつ歩を進め、苦痛に顔をゆがめながらも笑顔を絶やそうとしない、不思議な光景。レースでなく楽しむことを趣旨とする大会ならではだろう。決してがんばれとは声をかけず、あとちょっとだから楽しみましょう、と声援を送る。私自身が胸を突かれる思いを味わいながら、やっぱり気分は高揚してい
く。すごい楽しい、よかった、そんな言葉しか思い浮かばなくなってきていた。17時20分頃ゴールし、その後最終ランナーに付き添って仲間がゴールしてきた。みんな笑顔、みんな笑って、はしゃぐ。


本当はスタッフとしてはこの後の撤収とか業者の確認とか、まだまだ仕事が残っているのだとわかっているけど、私はそこまで深く関わってない。私の本業が誰も意識しない公共物を作ることで、仕事が終わったらその場所で静かに自分に万歳をしてあげるように、スタッフはきっと後日この場所で静かに祝杯を挙げるのだろうな、と思いながら静かに会場に向けて頭を下げて飲み会会場に向かいました。


今月はここまで毎週フルに近い距離を走り込めました。しかし、この日のランニングは信号待ちが多く、思った以上に足に負担がかかった様です。翌日は筋肉痛でロボット歩きしちゃいました(笑)また渡良瀬に向けて、走り込みを続けます。今度の土曜日は箱根方面の林道を走り込んできます。高低差600m超の難関、です。さて、私はついて行くことが出来るのでしょうか・・