ぐるぐる

静かだが熱い戦いがありました

過酷な競技は数々あれど、これもまた過酷な競技です、24時間走。
11日10時スタートして12日10時まで、400mトラックをひたすら回り続けます。

エイドはジャパンチームの面々が受け持っています。私はこの面々を見たさに、興味半分で応援に行っていますが、その場に行くとオチャラケた雰囲気はなく、黙々と走るランナーと応援して必死で声をかけているエイドの人たちに胸を打たれてしまいました。

午前4時前、会場に着くとあまりの静けさに挨拶もそこそこに仲間を見つけて手を振るのが精一杯でした。

ゼリー飲料を請われて買い出しに行き、ぐるぐるする仲間に渡すも胃が苦しいのか、なかなか飲み下せなかったりして見ている私が苦しくなるほどでした。夜が明け始めてくると、ふらふらする選手が続出。眠気と疲れ、更に暑さとの戦いなのでしょう。もうろうとしつつ足を止めない・・・・見ていて切なくなるほどです。

速報の掲示板を見ながら距離を確認して、記録更新をねらえそうだと思い、スタッフに申し出て併走させていただきました。12時間走はフレンドリーシップランと称して、併走も大目に見てもらえるそうです。
併走しても、時に目が宙を泳ぎ、意味不明の言葉を口走るなど、走っている私はおもしろかったのですが(失礼)、当の本人は必死の様相。カロリーを気にするあたり、さすがと思いつつもエネルギー切れや暑さでの脱水など起こさせるわけに行かないので、時々エイドに声をかけて給水やら食事をとらせたりします。

グルグルするので、反対周りしている24時間の仲間とは1周するたびに2回顔を合わせ、そのたびに声を掛け合います。笑顔に癒されるランナーが多いのか、声をかける人が多く、誰?と聞くと知らない人だったりして・・・・。う〜ん、笑顔のマジック?実はスタッフも走っているのですが、彼らも追い抜くたびに声をかけていきます。「その笑顔、最後まで取っておいてね〜♪」と軽やかな足取りで風のように去っていきます。

今回は応援に回った私ですが、自分の中の臆病風を恨めしく思いました。
まぁ、来年はこの大会も頭に入れてスケジュールを調整したいなと思います。
24時間走り続ける、想像できない世界だけど、こんな仲間とスタッフがいて対応してくれるのは、とても楽しいしうれしいことだなぁと思った次第。

それにしても、チームジャパンの面々、気さくです。
あこがれのあの方この方を間近で見る、話す、天にも昇る思いです(大げさ?
背中のマークを見ながら、ちょっとだけあこがれてみたりした私です。

すみません・・・・あまりに感動しちゃって、文章はまとまりませんでした。