ランナーズもクリールも、「垂直の記憶」 を持っているか?

ランナーズを愛読するようになり3年、最近はあまり紙面を熟読しない。かつて、バイク雑誌を漁っていた頃も、あるいはパソコン雑誌もそうだったが、ある程度慣れてくると紙面に退屈さを感じてくるのだ。ランナーズはその中でも際だってその時期が早い。何故か?薄い紙面にはトレーニング方法の解説と、ランニングに関わる人物の記録、それに大会一覧位しか見るものがない。トレーニングに至っては、先月と今月、今月と来月では逆のことを奨励してる、そんな具合で煽っておいてフォローは無しよ・・・的な取り上げ方で、常々疑問に思ってきながらの購読です。トレーニングは、紙面に煽るように取り上げても、相手にしない、私はそう決めました。結局、市民ランナーとしてコーチのない我らは紙面の情報が唯一の頼りだとしても、結局は故障無く走ること、走り続けることが唯一無二の練習方法だと思います。走ることで体を絞る、これしかないだろうと・・・・。また、ランナーズには読み物といえる特集記事があまりに薄っぺら、かつ上辺だけをなぞったような程度でしかありません。これは決定的に不満です。

 私がトレールをかじりだしてから買いだした 山と渓谷 は登山のための雑誌ですが、読み物の充実はランナーズには悪いが、そっちはいらないよ、とまで思えるほどです。今月の「垂直の記憶」は、深い。こういう記事、何故ランナーズにはでないのだろう。扱うものが違う?いや、間違いなく単なる情報提供に徹しちゃってるところが問題なのでしょうね。

 来年は3万人規模のマラソン大会も決まったというのに、何となく静観状態なのは何故?ランニングを文化として根付かせるには、ランニングに関する随筆をものにし、広く交流の場足り得る紙面づくりをしていかなく手はならないと思う。

 定期購読期間が終わったら、ランナーズもクリールもいらないや・・・と今の私は思う。そうならないように、改善を望みたい。