富士登山競争 練習会参加

この雲海を見るためには何度でも!

5/28 練習会に参加してきました。掲示板仲間が集い、4人ですが充実した練習を行うことが出来ました。
集合場所は「中の茶屋」ですが、時間があったのでレース当日のスタート地点、富士吉田市役所を下見。想像していたよりこぢんまりとした建物でした。ここから、あの想像を絶する坂道満腹レースが始まるのです。しばし感慨に浸るも、時間が少なくなったので集合場所に移動しました。

中の茶屋、ここは当日の最初のエイドです。ここまでスタートからだと8キロか。
軽くウォームアップして、集合した仲間と走り出しました。坂道です。ひたすら坂道。ここから馬返しまでは走る区間、と案内役の仲間が教えてくれました。ここをどれだけ余裕を持って走れるか、が第一のポイント。

馬返しまで来るのに、四苦八苦。でも、箱根の林道を走っているのと大差有りません。なめてかかるとひどいことになりますが、ここの区間だけ見るといつも走っている林道です。

中の茶屋 スタート
馬返し   0:26:42
馬返しからは登山コースです。もう後はひたすら登山、歩く、歩く、ひたすら歩く。休まず止まらず、上を目指します。第二のポイントは、止まるな、でした。
写真は五合目です。

五合目   1:02:10 1:28(スタートからの累計)
まだここまではさほどでないな、なんて余裕を持っていたのですが、本当の坂道は実はこの後からでした。歩くと言うより、はいつくばる。四つん這いではい上がる、そんな感じです。3000mを越えると、明らかに息が苦しい・・・。酸素を求めて肺があえぎます。おまけに頭が真っ白になり、あくびがやたらと出ます。酸素不足を克服するには、回数をこなして体を慣らすしか無いようですが・・・。

七合目   0:38:53 2:07
八合目   0:28:33 2:36
本八合   0:31:04 3:07
九合目   0:25:07 3:32
9合目付近から上には雪渓があり、登山コースの明示がハッキリしません。上を目指し、はいつくばります。でも滑り落ちたら、という恐怖心は追い払えず、足下だけを見据えて一歩踏み出すのが精一杯。でも、もはや目の前に山頂があると思うと、最後の最後は駆けだしていました。もちろん、その後倒れてあえいだのは言うまでもありませんが(笑


頂上   0:17:20 3:49

今年58回を数える伝統の大会。
伊達や酔狂では走りきれない壮絶な競技会です。
今回、練習を通し、その魅力の一端に触れた気がします。見下ろす雲海、頂上に駆け上がる満足感、これは言うまでもなく麻薬のような力があります。私も、こんなに身近に坂しかないレースがあったと言うことに、青いハトは間近にいたんだ、という発見を覚え歓喜に打ち震えております。いやぁ、嬉しいですよ、本当に。
山が好き、坂が好き、と言う人は絶対挑戦する価値あり、ですね。

さてと・・・・・
最後に、1つ。
靴はトレール用でも、ロードレース用でも何でも問題ないと思います。コレが第三のポイント。見てください。すり減るのではなく、削れます。ボロボロになります。それはそれは、恐ろしいくらいです(笑